新型コロナウイルスの影響で、RCカーシミュレーター「VRC PRO」が盛り上がっているみたいですね。
ただ、非常に残念なのがPCとプロポを繋ぐUSBアダプターが生産終了となって入手困難なこと。
というわけで、ArduinoでVRC PRO用USBアダプタをカンタンに作ってみようと思います。
用意するもの
Arduino Leonardoボード
Arduino対応でATmega32U4が載っていれば、おそらくどれを選んでも大丈夫だと思います。
サーボ延長コード
4チャンネル入力の場合はコードが6本必要なので、サーボ延長コードを2本使うことにしました。
マイクロUSBケーブル
データ転送対応のものを。
参考にしたサイト
Gary's MicroPanoply – Arduino Joystick
Arduino Joystick
Many thanks!
手順をざっくりと説明します
STEP
Arduinoボードを準備する
ハンダ付けできたら収縮チューブでボードを絶縁しましょう。
STEP
ソフトウェアの準備
Arduino IDEをインストールします
WindowsはストアからでもOK
Arduino IDE – Free download and install on Windows | Microsoft Store
Arduino is an open-source electronics platform based on easy-to-use hardware and software. It's intended for anyone making interactive proje…
Microsoft Apps
次にRCUSB4.zipをダウンロードして、
最後にArduinoジョイスティックライブラリをダウンロード。
GitHub – MHeironimus/ArduinoJoystickLibrary: An Arduino library that adds one or more joysticks to t…
An Arduino library that adds one or more joysticks to the list of HID devices an Arduino Leonardo or Arduino Micro can support. – MHeironimu…
GitHub
ダウンロードしたらファイルを解凍してください。
STEP
Arduinoボードへ書き込み
※Windowsの手順です
- 「ArduinoJoystickLibrary」フォルダ内のJoystickフォルダをコピーし、Arduino IDEのLibrariesフォルダー内に貼り付けます
- Arduino LeonardoボードをPCのUSBポートへ接続します
- Arduino IDEを起動し、RCUSB4のスケッチを開きます
- [ツール] > [ボード] > [Arduino Leonardo]を選択します
- [ツール] > [シリアルポート] > [COMx(Arduino Leonardo)]を選択します
- [→]ボタンをクリックする。
- 「ボードへの書き込みが完了しました」 が表示されたらOK。
STEP
Arduinoボードのサーボリードを受信機に接続
サーボリード1を受信機のCH1へ、サーボリード2をCH2,3,4のシグナルピンへ接続します。
ちょっと変則的ですが、こんなカンジ。
※Windowsの手順です
- Windows検索で「ゲームコントローラー」と入力します
- Arduino Leonardoの[プロパティ] > [設定] > [調整]をクリックし、ウィザードを実行します
- VRCを起動し、 [Options] > [control option]でスロットルとステアリングが反応しているか確認したら・・・
- エンジョイ [icon name=”thumbs-up” prefix=”fas”]
なぜ4チャンネル必要?
走行中にコースアウトやスタックして動けなくなると、[PRESS SPACEBAR(スペースキーを押せ)]と表示されますよね。
あれって意外とメンドクサクないですか?
実は4チャンネルあるとCH4にスペースキーを押す動作を割り当てできるんです。コースアウトしてもプロポのスイッチをポチっとやれば復帰できるのでスゴク便利ですよ。
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